オリジナルTVアニメーション『終末トレインどこへいく?』キャストトーク+オープニング主題歌歌唱付き第1話&第2話&第3話先行上映会 オフィシャルレポート

2024年3月3日(日)、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で、オリジナルTVアニメーション『終末トレインどこへいく?』のキャストトーク+オープニング主題歌の歌唱付き第1話&第2話&第3話先行上映会が開催されました。

イベントは、まず1話〜3話の連続上映からスタート。終了後、興奮に包まれた会場に、間を置かずキャストのみなさんが現れます。客席からの暖かな拍手でステージに迎え入れられたのは、千倉静留役の安済知佳さん、久賀玲実役の久遠エリサさん、東雲晶役の木野日菜さん、そして2月の先行上映会には惜しくも参加できなかった星撫子役の和氣あず未さんの4名。このイベントで、初めてメインキャスト全員がファンのみなさんの前に勢揃いしました。

和氣さんが司会を務める形で、以降のトークは進行します。作品内容のイントロダクションを挟んで、最初はそれぞれ自分の演じるキャラクターの推しポイントを語るコーナーから。

安済さんが挙げる静留の推しポイントは「身体能力の高さと行動力」。公式サイトには「リーダー」という紹介があるものの、「あんまりリーダー感がない(笑)。ただただ自分の目的につっぱしるのを、みんながついてきてくれる感じ。行動力の塊っていう感じかな」とコメント。

まわりの3人からは「カッコいいところもある」とフォローが入るものの、それを受けて安済さんは「それ以上にみんながすごすぎて、一番登場人物で普通な子だなと思ってしまう(笑)」とのこと。

久遠さんは演じる玲実を「どギャル」と表現。「天真爛漫、前しか見ない、超ポジティブが玲実のいいところだと思ってます」「演じていて逆に教えられるようなセリフがたくさんありました」と推しポイントをコメントします。和氣さんからは久遠さんのお芝居に対して「ナチュラルギャルでびっくりした。慣れてるのかな」との感想がありましたが、久遠さんいわく「今までの人生でギャルをやったことないです(笑)」とのこと。このイベントではギャル風の衣装とメイクをされていましたが、これはキャラに合わせたそうです。

木野さんは晶について、「澁澤龍彦が好きだったりして、雑学が豊富に出てくるのが推しポイント」と、知識量の多さを魅力としてコメント。それに同意しつつも、他の3人は声を揃えて「かわいい〜!!」と、マスコット的な魅力を推します。和氣さんが「日菜ちゃんの声がすごい好きで、特に汚い叫び声のお芝居がめっちゃ好きだから、(この作品では)いっぱい聴けてうれしかった」と語ると、客席からは同意を示すような大きな笑い声が起こりました。

そんな和氣さんは自分の演じる撫子について、「みんなよりお姉さん」「静留ちゃんが『リーダーっぽい』と言ってるんですけど、親玉は撫子ちゃん」と分析。静留を演じる安済さんからも「絶対そう! 裏ボス!」と力強く同意が寄せられます。重ねて和氣さんは「結構黒い部分も意外とあるんだなというのと、この(4人の)中だといちばん柔らかそうなボディが私は魅力だなと思います(笑)」と、彼女の魅力を語ります。

そうして4人それぞれの魅力を語り終わると、推しポイントトークは旅の同行者、犬のポチさんの話題へと展開。登壇者全員が見た目も、鳴き声も愛らしさを絶賛するポチさんの様子は、放送が始まったらぜひ映像で確認していただきたいところです。
続いては、今回上映された3話までの名シーンを振り返るコーナー。それぞれにインパクトのあるシーンを選んで、具体的な内容について触れつつ、大きな笑いを会場から巻き起こします。このコーナーでは、今作のテンポ感について、和氣さんから「水島(努)監督のディレクションで(アフレコのときに)『間を作らないでください』といわれているので、会話のテンポが(セリフが)かぶさるようにお芝居をしている」とアニメ好きなら気になる裏話のコメントもありました。

そして会場の空気がすっかり温まったところで、イベントはオープニング主題歌の歌唱のコーナーへと進みます。

和氣さんの呼び込みで、今作のオープニング主題歌「GA-TAN GO-TON」を担当する、2022年にフライングドッグが開催したオーディション「犬コン!」の声優・歌手・シンガーソングライター部門でグランプリを受賞した19歳の新人・中島 怜さんがステージに登場。サビの「GA-TAN GO-TON GA-TAN GO-TON」のリフレインに合わせた簡単な振り付けの指導をしてから、フルコーラスで「GA-TAN GO-TON」を披露し、会場を『終末トレインどこへいく?』の世界観に染め上げました。

そのままイベントは締めに向かいます。放送開始日やコミカライズ連載開始の情報などの告知関係を経て、最後の挨拶へ。

まずは中島さん。「脚本を読ませていただいたときから、この作品は絶対おもしろくなると確信していたくらい」「そんな作品の主題歌を担当させていただけることに本当に感謝しかありません。ありがとうございます! この作品をもっと、もっとみなさんで盛り上げていけたらと思います」とコメント。

木野さんは「3話まで見た方は、(来月の放送開始で)1話からまた細かく見ていただけるかと思います」「(キャストの)私たちも、何回か見て、初めて発見することがある作品なんです。何回も見て楽しんでいただける作品だと思いますので、4月からの放送を楽しみに待っていただけたらと思います」とのこと。

久遠さんは「実はこの作品がアニメのメインキャラクターに(オーディションで)合格した初めての作品でして、個人的に本当に思い入れがあります。これがやっとお届けできることがうれしくてたまらないです。もう何度も見返しているんですけど、それでも未だに発見があるんです。それくらい情報量に溢れて、何度も噛み締めてたくさん味わえるおもしろい作品になっています」「4月1日から、おもいっきりこの作品を一緒に楽しんでいただけたらなと思っています!」とコメントします。

続いて和氣さん。「3話まで観ていただいて、『わけわかんねーぞ!』って思っている方もいらっしゃると思うんですけど、ホント、私も最後までわからなくて(笑)。でも最終回で『あーっ!』ってなると思います。本当にそれがとっても不思議な気持ち」「みなさんも、この『どうなってんだ?』って気持ちを忘れず、最終回までしっかり観ていただきたいなと思います」と、ちょっと踏み込んだコメント。

最後を締めるのは安済さん。「池袋を目指すアニメの先行上映会を、池袋でやれたのはやっぱりうれしいなと思います。ここに果たして静留たちが来れるのか、見守っていただきたい」と、作品の内容と会場のリンクをアピール。

内容についてさらに、「本当に個性的なキャラクターばかり。3話まででも、『すっごい濃いな、この作品のキャラクター……』と思ったと思うんですけど、最終話までアフレコが終わった私たち的には、3話までって全然普通だったんだって思います(笑)」とコメントすると、和氣さん、久遠さん、木野さんも同意します。安済さんいわく、「このあとがヤバい!」「どのキャラもまだまだ見せていない濃ゆい一面がたくさんあって、個性あふれるキャラクターたちもたくさん出てきて、そして私たちが知っているはずの場所なのに知らない場所になっているところがたくさん出てきます!」「ぜひ楽しみに、4月1日から一緒に終末トレインに乗ってくれたらうれしいです! これからよろしくお願いします!」とのこと。熱いコメントで挨拶を締めくくりました。

そしてイベントは、壇上から登壇者全員の「どこへいく?」の掛け声に対して、客席全体で「終末トレイン!」と返すコール&レスポンスで閉幕。終始朗らかな雰囲気で、作品の出発を盛り上げました。

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